悪路で『ゴトゴト』という異音 スズキワゴンR 整備情報105

仲松自動車

2010年08月12日 07:29

おはようございます


今回はスズキワゴンRの走行中の足回りからの異音修理事例を紹介します。


※ 同車種イメージ画像です。

年式H16年4月   CBA-MH21S   K6Aエンジン   走行距離89,500km


走行中に悪路を通過する際に前輪足回りの方から『ゴトゴト』という異音(振動?)が発生する

という症状

原因はパワーステアリング機構ギヤボックスという部品の左側の根元部分にガタが発生していました。

同じケースで入庫したのは2台目ですが、MH系のワゴンRはこの部分が弱いのでしょうか






外した古いギヤボックスASSY(ハンドルボックス)ですが、左車輪側、円内の箇所にガタがありました。

四角い枠、タイロッドといいます。単体部品で設定されていますが、

ギヤボックスASSYですと画像のように一式の部品となります。



 

左車輪側から見た画像です。

ステアリングブーツを外したギヤボックス根元の部分です。

また、ステアリングの左右のガタは、今回のようにギヤボックス本体のガタか、

画像の四角い枠内の部分、タイロッドの根元にも発生することがあるので、

どちらにガタがあるかをしっかり確認します。

タイロッドガタがある場合は、根元の部分がナットなっているので緩めて外し交換します。

※ タイロッドのガタの修理事例はコチラ





斜めっていてわかりづらいですが、ハンドル回りをフットペダル側から見た画像です。

ハンドルを回すとステアリングシャフトからユニバーサルジョイントそしてギヤボックスのシャフトへと動力が伝わります。






アップ画像






新しいギヤボックスの画像です。

前・後は車の向きです。

ハンドルを右に回すとシャフトが右へ回転し、左に回すと左へ回転します。





新しいギヤボックスの全体画です。

今回はリビルト品(2年2万キロ保証付き)を使用しました。

新品なら部品価格4~5万円するのが、リビルト品なら2~3万円くらいですみます。



ギヤ機構が作動し、タイロッド部分が縮んだり伸びたりしてタイヤが左右に動く仕組みになっています。





新しいギヤボックスを車両に取り付け、後方から見た画像です。






ギヤボックスのシャフト部分の画像です。





後方から見た左側の画像です。






右車輪後方から見た画像です。

足回りの部品を交換するとタイヤの向きが狂ってしまうので、サイドスリップを測定して、調整します。

まず、タイロッドタイロッドエンドを固定しているナットを緩めます。





タイロッドの6角部分を、矢印の方向に回転して調整します。

タイヤが外向きに基準オーバーなら、タイロッドを左回転、

内向きに基準オーバーなら右回転と、タイロッドを短くしたり長くしたりして向きを調整します。

※ちなみに、この車両はタイロットが、タイヤの後方にあるので、タイロッドがタイヤの前方にある車両の場合は回転は逆になります。(わかりにくいかな)


内向きにずれていたのを、ハンドルのセンター合わせをしながら調整して、最後にロックナットを締め付けて作業終了です。







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