車検整備 日産モコ 整備情報158
おはようございます
日産モコの
車検整備事例を紹介します
年式H14年4月 UA-MG21S K6Aエンジン 走行距離65,000km
整備で気になる箇所が
3つ
①
フロントブレーキパッドの磨耗
左前輪の
ブレーキパッドの画像です。
内側に比べ外側が薄いのがわかると思います。(新品は厚さ10mm)
外して比較した画像
なぜ外側が磨耗が進んでいるかというと
ブレーキパッドを外した
ディスクローターの画像です。
このように外側の
ローター面に歪みがあり、それで外側の
パッドの消耗が早まっているようです。
フロントブレーキパッドの交換はもちろんですが、(
ブレーキパッドは左右セットの設定です)
この場合
ローターの研磨をしないと、また
パッドの消耗が早くなる恐れがありますが、
今回は予算の都合上
ブレーキパッドの交換のみ行いました。
次に、
② 左右の
ドライブシャフトアウターブーツの亀裂
左
ドライブシャフトの外側の
ブーツの
亀裂の画像です。
これくらいの亀裂は1年以内で切れることが予測されます。
※ 走行距離や運転使用状況によって持ちが変わります
こちらは右
ドライブシャフトアウターブーツの画像
左側よりは亀裂が浅めですが、これくらいの亀裂は2年以内で切れることが予測されます。
切れているわけではないので
車検には合格ではありますが、
ブーツが切れ、中のグリースが流出して
アウタージョイントの
ベアリングが傷むと、
左右に曲がるたびに
『ガチャガチャ』と異音を発生し、
治すには
アウタージョイントを交換しなければならなくなり高額に
それを説明すると今回で左右とも交換することになりました。
もう1箇所は
③
パワーステアリング左側の
ガタ
前輪を左右に操舵する
パワーステアリング
↔の方向に少し
ガタが発生していました。
ハンドルボックス(ギヤボックス)か
ラックエンドどちらかにガタが出てるのかを確認します。
ハブナックルに付いたままでは確認しづらいので
タイロッドエンドを外します。
こちらは車両の下側から見た
ステアリングの画像
ハンドルボックスか、
ラックエンド側か確認するために
ラックブーツ(ステアリングブーツ)を外します。
ラックブーツを外した画像
今回は
ハンドルボックス側に
ガタがありました。
ハンドルボックス交換(もしくは脱着・修理)は
ラックエンド交換より高額になるので、
今回は
ガタがまだ小さいので後日整備ということになりました。
車検は、大切な愛車のメンテナンスを行う良い機会です
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