2011年03月21日
ブレーキパッドが消耗すると・・ スズキワゴンR 整備情報157
3/11に発生した東日本大震災でお亡くなりになられた皆様のご冥福と、
被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
また、被災者の救済や復興へ被災地でがんばっている皆様へ心よりねぎらい申し上げます。
世界各地で募金活動やさまざまな支援活動が活発になっています。
被災された皆様のために、自分にも出来ることをしていかねばと思います。
スズキワゴンRの足回りの整備事例を紹介します。
年式H10年 型式E-CT21S F6Aエンジン 走行距離180,000km
『 走行時に前輪のあたりからゴロゴロと異音がする 』
という症状で入庫しました。
ロードテストしてみると右前輪あたりから異音が
どうやらハブベアリングにガタが発生しているようです。
ジャッキアップして点検します。
エンジンをかけ、車輪を回転させ異音を聞き取りますが、判断しづらい時はハブナックルを外し直接回して調べます。
(今回は車輪を回転させて点検した時点でベアリングの不良が確認できました)
キャリパーを外して、ディスクローターやハブナットを外します。
横から見た画像、ショックアブソーバー・ドライブシャフト・ロワアームからハブナックルを取り外します。
外したハブナックルです。
右がガタがあった古いハブナックル、左が解体屋さんから買ってきた中古のハブナックル
車検が切れる半年後には買い換えたいと言う事で、安い中古部品で済ますことにしました。
裏側はこんな感じです。
円内がベアリングになっていて回すとガタがありました。
外した後の画像はこちらです。
中古部品に交換して異音も止まったのですが、一連の修理過程で交換が必要な箇所が見つかりました。
右フロントブレーキパッド(内側・外側)の画像ですが、
一番薄い箇所で厚さが1mmを切っている状態でした。
これでは半年どころか1ヶ月も持ちそうも無く、
パッドが無くなりディスクローターを痛めてしまうと、さらに整備代金が重なってしまうので、
お客様に説明してハブナックルと同じくブレーキパッドも中古部品に交換しました。
左側は大丈夫か確認してみると、
左側のブレーキパッドは内・外ともに3mm以上ありましたので半年は持ちそうです。
なぜ右側だけ磨耗が進んだのかというと
中古のブレーキパッドを取り付ける際に、ピストンを押し戻すんですが、固く動きが悪い
それが原因で、ブレーキパッドの消耗を早めたと思われます。
もしかすると、その負荷が原因で、ハブベアリングの劣化にも影響を与えたのかもしれないですね。
この場合、本来ならばキャリパーを外しオーバーホール(シールキットの交換とキャリパー磨き)をしなくてはならないのですが、
※ ブレーキオーバーホールの過去記事 → ブレーキ固着!ホンダフィット整備情報85
ブーツをめくってグリースを注入し動きを良くする作業で済ませました。
(応急的処置、固着がひどい時は不可能です)
ところで、上の画像の赤い矢印の範囲
ブレーキパッドの消耗により、ピストンがキャリパーからかなり飛び出していることがわかります。
こういう状況はとても危険で、たとえば、ブレーキパッドが無くなりそのまま乗り続けると、
新品のブレーキディスクパッドの画像です。(他の車種の参考画像)
パッド部分はおよそ10mmくらいあります。(インジケーターはパッドが薄くなると金属音で知らす機能)
外側の押さえ板が金属で出来ているので、パッドが無くなりその部分とディスクローターが接触すると
このようにディスクローターが破損してしまいます。(他の車種の参考画像)
もし、そのまま乗りつづけディスクローターがどんどん削れて薄くなると、
キャリパーからピストンが飛び出し、
オイルが漏れブレーキが効かなくなるんです。
ちなみにディスクローターには、これ以上薄くなると危険という限界厚さの表示が刻印されています。
(この車両の場合は8mm、表示が無い車種もあります。)
画像の黄色い箇所がローター表面の厚さです。
ブレーキパッドが無くなりローターを削る『ゴー』という異音が発生している方
また、ディスクローター研磨の際には、限界厚さに注意が必要です
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
なんでも御相談下さい
格安車検好評受付中 車検予約com.からもお問い合わせできます
『愛車の傷や凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方
携帯から写真を送っていただくだけで見積りいたします!!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
※ 車全体を写した画像と、損傷箇所のアップ画像を数枚
メールアドレス>>contact@nakamatsu-auto.com
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
また、被災者の救済や復興へ被災地でがんばっている皆様へ心よりねぎらい申し上げます。
世界各地で募金活動やさまざまな支援活動が活発になっています。
被災された皆様のために、自分にも出来ることをしていかねばと思います。
スズキワゴンRの足回りの整備事例を紹介します。
年式H10年 型式E-CT21S F6Aエンジン 走行距離180,000km
『 走行時に前輪のあたりからゴロゴロと異音がする 』
という症状で入庫しました。
ロードテストしてみると右前輪あたりから異音が
どうやらハブベアリングにガタが発生しているようです。
ジャッキアップして点検します。
エンジンをかけ、車輪を回転させ異音を聞き取りますが、判断しづらい時はハブナックルを外し直接回して調べます。
(今回は車輪を回転させて点検した時点でベアリングの不良が確認できました)
キャリパーを外して、ディスクローターやハブナットを外します。
横から見た画像、ショックアブソーバー・ドライブシャフト・ロワアームからハブナックルを取り外します。
外したハブナックルです。
右がガタがあった古いハブナックル、左が解体屋さんから買ってきた中古のハブナックル
車検が切れる半年後には買い換えたいと言う事で、安い中古部品で済ますことにしました。
裏側はこんな感じです。
円内がベアリングになっていて回すとガタがありました。
外した後の画像はこちらです。
中古部品に交換して異音も止まったのですが、一連の修理過程で交換が必要な箇所が見つかりました。
右フロントブレーキパッド(内側・外側)の画像ですが、
一番薄い箇所で厚さが1mmを切っている状態でした。
これでは半年どころか1ヶ月も持ちそうも無く、
パッドが無くなりディスクローターを痛めてしまうと、さらに整備代金が重なってしまうので、
お客様に説明してハブナックルと同じくブレーキパッドも中古部品に交換しました。
左側は大丈夫か確認してみると、
左側のブレーキパッドは内・外ともに3mm以上ありましたので半年は持ちそうです。
なぜ右側だけ磨耗が進んだのかというと
中古のブレーキパッドを取り付ける際に、ピストンを押し戻すんですが、固く動きが悪い
それが原因で、ブレーキパッドの消耗を早めたと思われます。
もしかすると、その負荷が原因で、ハブベアリングの劣化にも影響を与えたのかもしれないですね。
この場合、本来ならばキャリパーを外しオーバーホール(シールキットの交換とキャリパー磨き)をしなくてはならないのですが、
※ ブレーキオーバーホールの過去記事 → ブレーキ固着!ホンダフィット整備情報85
ブーツをめくってグリースを注入し動きを良くする作業で済ませました。
(応急的処置、固着がひどい時は不可能です)
ところで、上の画像の赤い矢印の範囲
ブレーキパッドの消耗により、ピストンがキャリパーからかなり飛び出していることがわかります。
こういう状況はとても危険で、たとえば、ブレーキパッドが無くなりそのまま乗り続けると、
新品のブレーキディスクパッドの画像です。(他の車種の参考画像)
パッド部分はおよそ10mmくらいあります。(インジケーターはパッドが薄くなると金属音で知らす機能)
外側の押さえ板が金属で出来ているので、パッドが無くなりその部分とディスクローターが接触すると
このようにディスクローターが破損してしまいます。(他の車種の参考画像)
もし、そのまま乗りつづけディスクローターがどんどん削れて薄くなると、
キャリパーからピストンが飛び出し、
オイルが漏れブレーキが効かなくなるんです。
ちなみにディスクローターには、これ以上薄くなると危険という限界厚さの表示が刻印されています。
(この車両の場合は8mm、表示が無い車種もあります。)
画像の黄色い箇所がローター表面の厚さです。
ブレーキパッドが無くなりローターを削る『ゴー』という異音が発生している方
また、ディスクローター研磨の際には、限界厚さに注意が必要です
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
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『愛車の傷や凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方
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弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
※ 車全体を写した画像と、損傷箇所のアップ画像を数枚
メールアドレス>>contact@nakamatsu-auto.com
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代車・見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
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与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
Posted by 仲松自動車 at 12:28
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