こんばんは~
今回は
スバルプレオの
故障事例を紹介します。
年式H11年 型式GF--RA1 EN07エンジン 走行距離112,010km です。
『走行中、突然エンジンがストップ
したが、しばらくするとまたかかったので、あわてて駆け込んだ。』』ということです。
走行中にエンストしたが、しばらくすると再始動可能・・・
というと一番疑わしいのがあの部品
エンジンルームを前から見た画像です。
円内に、その部品があります。
右側から見た画像です。
その疑わしい部品(まだ確定ではないが)
カムポジションセンサーといいます。
カムポジションセンサーとは
燃料噴射の制御に必要な、気筒の判別(上死点・下死点)の検出を行うためのセンサーで、
シリンダヘッド側に付いていて、
カムシャフトの突起をセンサーが検出して
コンピューターへ信号を送り、
基本点火時期・
噴射時期・
燃料噴射量などを決定する役割を持つエンジンにとって重要なセンサーです。
こういった症状は、
カムポジションセンサーや、
クランクポジションセンサーが走行中に高温になると、一時的に特性不良になり、冷めると改善され元に戻るというケースが多いです。
自分の場合は、スバルさんのほか、スズキさんの車両にこういったケースが多いように感じます。
さて入庫した
プレオですが、熱が冷めてくると案の定エンジンはかかり・・・
確実にどこが悪いかを特定するためには、症状を再現しなければならず、こういうときは、
エンジンをかけてアイドリング後に、
ヒーティングガンでセンサーに
熱風をかけます。
いつもなら、ここまでするとかなりの確立でエンジンがストップして、
『カムポジションセンサー注文』となるところですが
今回は一向にエンジン止まりません
しょうがないので、
ロードテストに向かうと
15分ほどで、ついに
エンジンストップ
こういうことを想定して車の通りの少ない道路を走行しているので、ちょっと路肩に寄せ停車して、
自己診断をして
、異常コードが出ていないか調べてみます。
アクセルペダルの上あたりに
黒と
緑の対のカプラーがあり、黒のカプラーを接続します。(リードメモリーモード)※ 緑のカプラーを接続するとテストモードになるが少し複雑です
メーターパネルの
POWERTRAINのチェックランプで点滅を確認するが、正常コードの点滅パターン
『センサー不良だと異常コードを発信するはずだけど・・』
と思ったが、それじゃあ
タイミングライトで点火信号を出しているかを確認してみるとやはり出ていない
かなりの確率で
カムポジションセンサーが原因だと確信できたが、スバルさんに電話で問い合わせて聞いてみると。
『はい、その場合
カムポジションセンサーで間違いないですよ』と、あっさり決定
カムポジションセンサーは単体点検が難しいので確定しにくいが、そういう症状はこれ以外考えにくいとのこと。
ちなみに、スバルさんの担当の方の話によると、
このエンジンは前期タイプなので付いていないが、後期タイプには
クランクポジションセンサー(エンジン回転数を検出するセンサー)が付いていて、
前期タイプなら正常コードのままで、後期タイプなら、異常コードを点滅するそうです。
さらに、どちらの部品が悪くて
エンストするか症状の違いでわかるそうで・・・
カムポジションセンサーが
故障のときは、
走行中、スーっと前ぶれも無くエンストし、
クランクポジションセンサーが
故障のときは、
ボトボトボトと徐々にエンジンの調子が悪くなりエンストする。
という、とてもいい情報をGETしました。
※他にも、
スロットルボディーの詰まりが原因で、
バックする時にブレーキを踏むとエンストするケースもあるそうですよ。(惜しみない情報提供ありがとうございました)
でも、
カムポジ・クランクポジともに同じセンサーで3,000円くらいなので同時に両方変えたほうがベストですね。
やっぱり、困ったときにはディーラーさんに問い合わせるのが一番です
担当の方どうもありがとうございました。
ちなみに
クランクポジションセンサーは、クランクプーリーの近く、円内の箇所に付いているそうです。
上の画像古い
カムポジションセンサーです。
カムシャフトの突起で位置を検出する
ピックアップコイルです。
シリンダ側と密着するためにOリングが付いています。
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