異音の原因は? ダイハツムーヴ・スズキエブリィ 整備情報223
おはようございます
今回は小ネタを2つ
まずは
ダイハツムーヴの
エンジン付近の異音修理事例について
型式CBA-L150S 年式H17年4月 EF-DETターボ 走行距離75,850km
症状は
エンジン始動から10分くらい経つと、
エンジンルームの辺りから、
ベルトの鳴きのような
『キリキリ』といった異音が
ベルトの状態を調べてみると、
鳴きやすい
ファンベルトは、去年他の工場さんで交換されているので、
未交換の
クーラーベルトが今回の音の原因かなと思ったのですが、
ファン・クーラーベルト2本とも、張りはしっかりしている事と、
ベルトの異音の場合だと、時間が経ってからよりは、
エンジンかけ始めの方が音が鳴りやすいので、しばらくチェックしてみると、
10分くらい経って異音が・・・
注意して耳を傾けると、どうやら枠内の辺りから聞こえてくるような・・・
ナンバープレートを外して覗いて見ると、
エンジンの下(矢印の辺り)、
オイルパン付近から
異音は発生しているような・・・
リフトアップして確認すると、
エキゾーストマニホールドの下、⇒の辺りから聞こえてきます。
ボルトを外してみると。
⇒の辺りの部品、
エキゾーストマニホールドガスケットといいます。
エキマニと
パイプの間に入って密着し、排気漏れを防ぐ役割をしますが、
この部品が劣化して,
エキマニと
パイプの間に隙間が出来た事が
異音発生の原因でした。
冷間時は
エンジン回転が高いので大丈夫なのですが、
エンジンが暖気すると回転数も落ちてくるのでエンジンの振動が大きくなり、
マフラーに伝わり異音が発生し始めるといったところです。
交換すると異音ピタリと止みました。
続いて
スズキエブリィワゴンの
足回りの異音修理事例について
型式ABA-DA64W 年式H19年6月 K6Aターボエンジン 走行距離74,245km
症状は
走行時、特に路面が悪い箇所にさしかかると、右前輪付近から
『コンコン』と異音が
ジャッキアップして前輪に
ガタがあるか確認したが大丈夫そう
右前輪後ろ側からの画像
各部をチェックしてみると、なぜか
スタビライザーリンクの下側②の
ナットが緩んでいる
実は以前にも同じように緩んで異音が発生していた同じ型の
エブリィーの例があり、
今回も
ナットを締め付けると
異音もピタリと止みました。
通常、自然に緩んでくるはず無いのですが不思議です。
参考に右前輪の前側からの画像です。
結局原因は不明ですが、部品交換に至らずお客様もホッと一安心 といったケースでした。
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