エンジンオイル漏れの原因は? ダイハツムーヴ 整備情報216

仲松自動車

2013年04月08日 08:37

おはようございます

久しぶりの記事は小ネタで・・

ダイハツムーヴエンジンオイル漏れ事例を紹介します。



年式H11年9月   型式GF-L900S   EF-VEエンジン   走行距離195,700km

※ 画像はターボ車ですが、ノーマルエンジンです。






エンジンを上から見た画像です。

エアークリーナーケースダクトを外します。






以前エンジンオイル漏れが見られた時はシリンダヘッドカバーガスケットを交換したのですが

今回もエンジン上部からの様子で・・・

黒いカバーを外します。






するとこんな感じ、

点火系統の部品、ダイレクトイグニッションコイルが3個付いていますが、

その隣にある部品、オイルコントロールバルブ

今回はそのパッキン(Oリング)の交換を行いました。






ちなみに前回漏れていた箇所はエンジン上部から前面あたり、

シリンダヘッドカバーエンジンブロックの間黄色い線に挟まっているシリンダヘッドカバーガスケットの交換と、






オイルフィルターが付くベースと、シリンダブロックとの間のパッキン(Oリング)を交換したのですが、

今回はエンジンの後方からトランスミッションの辺りにかけてかなりのオイルにじみが







右前輪の辺りから補機ベルトなどの画像

円内に若干オイルにじみがありますが、11万kmでタイミングベルトやオイルシールは交換済みのようで、

良くあるオイルシールからの漏れでは無さそう







エンジン後方をエンジン・ミッション全体を写した画像

円内全体的にオイルにじみが見られます。






エンジンオイルパンも全体的ににじんでいます。






そしてトランスミッション側も。

ここにオイルにじみがあると、リヤクランクシャフトオイルシールの可能性も考えられますが、








エンジン後方を上にたどって調べてみると、オイルの流れた跡が、

シリンダヘッドカバーガスケットは交換して大丈夫なようなので、

オイルコントロールバルブOリングから漏れているだろうと推測






オイルコントロールバルブです。

⇒の箇所にエンジン側と密着させるためのOリングが付いています。

実は、このOリングのみの設定が無く、オイルコントロールバルブ本体での設定になっていて、

それで注文すると6千円くらいかかってしまうので、

似た形状のOリングを注文し対応しています。








接近した画像

ややボケていますが、ふくらみが足りない感じ、取り外す時もスッと抜けました。







新旧Oリング比較画像

古いほうは外す際に硬化していてパキッと割れてしまいました。






新品Oリング取付後の画像

古いほうよりふくらみがありますね。






新品になった分エンジンへの挿入がしづらいので、Oリングにオイルを塗布して、

オイルコントロールバルブを回しながら行うと徐々に入っていきます。






装着完了

エンジン上部からのエンジンオイル漏れの場合は、タベットパッキンと共に交換しておいた方が良さそうです。


ロードテスト~漏れチェックを行い作業終了です。






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