クーラーガス漏れの原因は? 三菱EKワゴン 整備情報183
おはようございます
今回は
三菱EKワゴンの
クーラー故障事例を紹介します。
型式UA-H81W 年式H16年3月 3G83エンジン 走行距離40,200km
『
クーラーが冷えなくなったので
ガスを補充したが、1週間後また冷えなくなった』とのこと
点検してみると
クーラーガスの量が足りない
漏れている箇所を調べてみると、
フロントバンパーと
ラジエターグリルを外した画像
コンプレッサーからの
低圧側ホース(パイプ)がエンジンルーム内に入っていく所
黄色い円内の辺りから
クーラーガスが漏れていました。
接近してみると・・・
アップ画像です(かなりわかりにくいですが)
クーラーパイプに
ボルトが当っていて、損傷して
ガスが漏れ出したようです。
ボルトの反対側の位置の画像
何かの部品(リレー?)をとめている10mmの
ボルトが原因でした。
エンジンルーム内に入った
低圧側パイプは、
バッテリーの下を通り、室内の
エバポレーターへとつながります。
黄色い円内の箇所が
エバポレーターと接合する部分です。
低圧側ホースの交換となりますので、ここを外して、
クーラーコンプレッサー側のボルトを外し
このように
低圧側ホースを抜き取ります。
新しい
クーラー低圧側ホースです。
取りつけて
真空引き→
ガス注入して作業終了です。
今回
ボルトが
パイプと干渉した原因は、この車種の構造が原因なのか
この車両だけ干渉しやすい取付がされたのか
同車種の他の車両の状態を確認しないとわからないのですが、
ユーザーからは防ぐ事はむずかしい
故障事例でした。
とりあえず
故障の再発を防ぐために、
短い長さの
ボルトに取り替えて、
さらに
パイプを固定して
ボルトと干渉しないようにしました。
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