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おはようございます

今回はスズキワゴンRの異音点検・修理事例を紹介します。



年式H19年10月　　　型式DBA-MH22S　　　K6Aエンジン　　　走行距離57,910ｋｍ


症状は

『車検した後から走行時に時々異音が出る』

という作業を行った側からは厳しい意見


入庫後ロードテストで、2速からトップへ変速する前、35ｋｍ/ｈくらいでアクセルをあおると

少し低い音で『ガラガラ』とその瞬間だけエンジンルームあたりから異音が聞こえてくる

エンジン・足回り、どちらともとれるが何の音かがわからない

特定できるのは前から、ということ。


一応、車検の際に行った部品交換といえば、

①バッテリー交換

②ATF（ミッションオイル）交換

③エンジンオイル交換

④ブレーキパッド交換

といったところですが、念のために取り付け状態や、オイル量などを調べても特に異常なし


念入りに調べていったところ、やっと原因がわかりました。






エンジンルームの画像です。

エアクリーナーダクトのボディーへの取り付けが、








このように2箇所で留められているんですが、

その1箇所のクリップが、（外れている箇所）







割れて壊れています

しかもそれをシールテープでぐるぐる巻いて応急的に取り付けていました。

クリップがしっかりダクトを固定できてないためにビビリ音が発生していたんです。








しっかりホールドするクリップを念のため2個とも交換して、ロードテストすると異音も止まりました。



クリップが壊れると、エンジンの振動などで、ダクトの取り付け部分がボディーのアッパーサポートに当たり、

おそらく、もっとわかりやすい『パタパタ』という異音が発生していたと思われこのような処置をしたと思われます。


それで、一時的には直ったようですが、時間が経ってきてやはりすき間が開いてきて、

よけい、微妙でわかりにくい異音となって現れたようです。

しかも、『車検後から・・・』というキーワードがひっかかり、その異音原因を追求することが惑わされてしまいました。


原因を突き止めてみれば、たわいの無いことですが、



異音の出所や原因探求は難しく、その過程で時間がかかってしまうことがあるので要注意です











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