2011年12月02日
新車でもオイル交換しないと・・ ダイハツムーブ 整備情報184
こんばんは
エンジンオイルトラブルの修理事例2件紹介します
まず1台目は、ダイハツムーブ
年式H20年12月 型式DBA-L175S KF-VEエンジン 走行距離30,100km
ディーラーから未使用車を購入してから2年3ヶ月、その間の走行距離およそ3万キロ
その間1度もエンジンオイルを交換しなかったことでエンジンが壊れてしまいました。
エンジンオイルを交換しなかった事を理由に、ディーラーさんで新車保証も効かず
何とか安く出来ないかと当工場へ来店
(リビルトエンジンへの交換でおよそ30万円近くかかるとの事)
本土中古エンジンを探して取り付けました。
(事故による廃車で、高年式・低走行・オイルメンテも良好だった車から)
エキゾーストマニホールドは付いていませんでした
古いエンジンから足りない部品を移植して、車両へ取り付ける前の本土中古エンジン
このKF-VEエンジンは、脱着が比較的楽チンです。
エンジンが下から抜けるくらいのスペースを確保する高さまでジャッキアップし、
フロントパネルグループやラジエターを取り外し
パワーステアリングポンプとクーラーコンプレッサーはずらして固定して、メンバーごと下へ降ろして交換します
2台目は、ダイハツミラ
年式H18年12月 DBA-L275S KF-VEエンジン 走行距離63,000km
H19年に購入した際にエンジンオイル交換を行った走行距離は15,000km
その後2回目のオイル交換を行ったのはH21年に最初の車検、その時の走行距離は44,000km
前回交換時から3万キロも経っていました。
その時点でエンジンは弱っていたのか、ついに車検時から1年後、走行距離が60,000km経過した頃から
エンジン始動して直後や、信号待ちなどのときにマフラーから白煙が
エンジンのシリンダーヘッドカバーを外してみると、
画像のようにかなりの量のスラッジがこびりついていました。
白煙の原因は、バルブステムシールからのオイル下がりかと思われますが、
タイミングチェーンエンジンのために作業性が困難な上に、
エンジンオーバーホールで、これだけのスラッジを全部洗浄するとかなりの高額に
中古のエンジンに交換する方がまだ手っ取り早く済むのでエンジン交換をおすすめしたのですがその予算も無いとの事
考えて相談した結果
① シリンダヘッドカバーとオイルパンを外し、見える範囲でのオイルスラッジの除去
② エンジンオイルで潤滑ラインを2.3回洗浄
③ 最後にエンジンオイルとフィルターを注入と同時にSOD-1(添加剤)を注入
④ その後当分の間は、走行距離2,000km毎のオイル・フィルター交換と、
高速回転・急加速・急発進・急停車を控えめに!
といった作業およびアフターで改善されるかやってみようという事になりました。
画像はエンジンシリンダーヘッドカバーの内側
スラッジを除去してシリンダヘッドカバーパッキンとプラグホールシールを交換
エンジン下のオイルパンを外したあとのエンジン側の画像
クランクシャフトやクランクケース内のスラッジを出来るだけ落とした後の画像
外したオイルパンの内側の画像
こちらはスラッジを除去する前です。
オイルストレナーも取り外して網目にこびりついたスラッジを除去して取付
※ 他の車両の参考画像
作業後白煙はおさまり、現在4ヶ月・5,000km経過2回のオイル交換を行いましたが症状は出ていないようです。
これからは、オイル交換のスパンを通常の半年・5千キロに戻してみようと思っています。
さて、車の機能が高性能になって行くに伴い、
それに使用される部品もハイテクノロジー化しているので、
特にエンジンオイルの劣化が、精密な部品にこれまでよりもダメージを与えるようになったと感じます。
やはりエンジンオイルは5,000kmごとに交換した方が安心のようです。
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事ならなんでも御相談下さい
格安車検好評受付中 車検予約com.からもお問い合わせできます
『愛車の傷や凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方
携帯から写真を送っていただくだけでお見積りいたします!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
※ 車全体を写した画像と、損傷箇所のアップ画像を数枚
メールアドレス>>contact@nakamatsu-auto.com
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
エンジンオイルトラブルの修理事例2件紹介します
まず1台目は、ダイハツムーブ
年式H20年12月 型式DBA-L175S KF-VEエンジン 走行距離30,100km
ディーラーから未使用車を購入してから2年3ヶ月、その間の走行距離およそ3万キロ
その間1度もエンジンオイルを交換しなかったことでエンジンが壊れてしまいました。
エンジンオイルを交換しなかった事を理由に、ディーラーさんで新車保証も効かず
何とか安く出来ないかと当工場へ来店
(リビルトエンジンへの交換でおよそ30万円近くかかるとの事)
本土中古エンジンを探して取り付けました。
(事故による廃車で、高年式・低走行・オイルメンテも良好だった車から)
エキゾーストマニホールドは付いていませんでした
古いエンジンから足りない部品を移植して、車両へ取り付ける前の本土中古エンジン
このKF-VEエンジンは、脱着が比較的楽チンです。
エンジンが下から抜けるくらいのスペースを確保する高さまでジャッキアップし、
フロントパネルグループやラジエターを取り外し
パワーステアリングポンプとクーラーコンプレッサーはずらして固定して、メンバーごと下へ降ろして交換します
2台目は、ダイハツミラ
年式H18年12月 DBA-L275S KF-VEエンジン 走行距離63,000km
H19年に購入した際にエンジンオイル交換を行った走行距離は15,000km
その後2回目のオイル交換を行ったのはH21年に最初の車検、その時の走行距離は44,000km
前回交換時から3万キロも経っていました。
その時点でエンジンは弱っていたのか、ついに車検時から1年後、走行距離が60,000km経過した頃から
エンジン始動して直後や、信号待ちなどのときにマフラーから白煙が
エンジンのシリンダーヘッドカバーを外してみると、
画像のようにかなりの量のスラッジがこびりついていました。
白煙の原因は、バルブステムシールからのオイル下がりかと思われますが、
タイミングチェーンエンジンのために作業性が困難な上に、
エンジンオーバーホールで、これだけのスラッジを全部洗浄するとかなりの高額に
中古のエンジンに交換する方がまだ手っ取り早く済むのでエンジン交換をおすすめしたのですがその予算も無いとの事
考えて相談した結果
① シリンダヘッドカバーとオイルパンを外し、見える範囲でのオイルスラッジの除去
② エンジンオイルで潤滑ラインを2.3回洗浄
③ 最後にエンジンオイルとフィルターを注入と同時にSOD-1(添加剤)を注入
④ その後当分の間は、走行距離2,000km毎のオイル・フィルター交換と、
高速回転・急加速・急発進・急停車を控えめに!
といった作業およびアフターで改善されるかやってみようという事になりました。
画像はエンジンシリンダーヘッドカバーの内側
スラッジを除去してシリンダヘッドカバーパッキンとプラグホールシールを交換
エンジン下のオイルパンを外したあとのエンジン側の画像
クランクシャフトやクランクケース内のスラッジを出来るだけ落とした後の画像
外したオイルパンの内側の画像
こちらはスラッジを除去する前です。
オイルストレナーも取り外して網目にこびりついたスラッジを除去して取付
※ 他の車両の参考画像
作業後白煙はおさまり、現在4ヶ月・5,000km経過2回のオイル交換を行いましたが症状は出ていないようです。
これからは、オイル交換のスパンを通常の半年・5千キロに戻してみようと思っています。
さて、車の機能が高性能になって行くに伴い、
それに使用される部品もハイテクノロジー化しているので、
特にエンジンオイルの劣化が、精密な部品にこれまでよりもダメージを与えるようになったと感じます。
やはりエンジンオイルは5,000kmごとに交換した方が安心のようです。
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事ならなんでも御相談下さい
格安車検好評受付中 車検予約com.からもお問い合わせできます
『愛車の傷や凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方
携帯から写真を送っていただくだけでお見積りいたします!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
※ 車全体を写した画像と、損傷箇所のアップ画像を数枚
メールアドレス>>contact@nakamatsu-auto.com
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
Posted by 仲松自動車 at 21:26
│【エンジン】
この記事へのコメント
こんにちは
お久しぶりのフィルム屋です
年の瀬の慌ただしさがエンジンオイルをついつい・・・
交換時期を過ぎてもあまり気にせず乗ってしまいます
10月交換時期なのにもう、12月ですし・・・
さすがに10000kmも無交換で乗ったことはないけど、
大変なことになってしまいますね
もっと愛車を可愛がらないとね
クーラントはまめに見てるけど、オイルの量もチェックしなくては
12月もご多忙でしょうか?
健康で乗り切りましょう
お久しぶりのフィルム屋です
年の瀬の慌ただしさがエンジンオイルをついつい・・・
交換時期を過ぎてもあまり気にせず乗ってしまいます
10月交換時期なのにもう、12月ですし・・・
さすがに10000kmも無交換で乗ったことはないけど、
大変なことになってしまいますね
もっと愛車を可愛がらないとね
クーラントはまめに見てるけど、オイルの量もチェックしなくては
12月もご多忙でしょうか?
健康で乗り切りましょう
Posted by フィルム屋~ at 2011年12月04日 23:22
フィルム屋~さんお久しぶりです
12月最初はのんびりでしたが、年末近づいてくると忙しくなってきました汗
フイルム屋~さんの方はどうでしょうか
そういえば忘れていた事が・・・
すみませんあとで連絡します。汗汗
12月最初はのんびりでしたが、年末近づいてくると忙しくなってきました汗
フイルム屋~さんの方はどうでしょうか
そういえば忘れていた事が・・・
すみませんあとで連絡します。汗汗
Posted by りょーべー at 2011年12月23日 15:33
ちょうど今KF-DETのメインテナンスをしていて
ネットを回っていたらたどり着きました。
やはりオイルやエレメントの交換をケチったらダメですね
余計に高くつくということが納得できました。
5000kmごとに純正同等以上のオイルを奢っていきます。
勉強になりました。ありがとうございました。
ネットを回っていたらたどり着きました。
やはりオイルやエレメントの交換をケチったらダメですね
余計に高くつくということが納得できました。
5000kmごとに純正同等以上のオイルを奢っていきます。
勉強になりました。ありがとうございました。
Posted by 東京のアトレーワゴン乗り at 2011年12月23日 17:14
東京のアトレーワゴン乗りさん こちらこそコメントありがとうございます
自社ではKF-DETはまだ情報が少ないですが、
ターボですし、ワゴン車は乗用車タイプに比べエンジンが斜めっているからか
オイルトラブルが多いと思います
シビアコンディションで乗られている場合や、ショップさんによっては
3,000kmごとの交換をお勧めされる事もあると思います。
大変ですがエンジンをいい状態に保つ事が出来ると思いますので、
燃費や、あとあと下取りしてもらう際に高ポイントになるのでそれで十分元も取れると思います。
自社ではKF-DETはまだ情報が少ないですが、
ターボですし、ワゴン車は乗用車タイプに比べエンジンが斜めっているからか
オイルトラブルが多いと思います
シビアコンディションで乗られている場合や、ショップさんによっては
3,000kmごとの交換をお勧めされる事もあると思います。
大変ですがエンジンをいい状態に保つ事が出来ると思いますので、
燃費や、あとあと下取りしてもらう際に高ポイントになるのでそれで十分元も取れると思います。
Posted by りょーべー at 2011年12月23日 18:14