2010年02月01日
ABS警告灯の点灯 スズキワゴンR 整備日誌15
平成12年 スズキワゴンRターボ RR-F K6Aエンジン 走行距離38.325km
先日の南風原町のK様のワゴンRのエンジンオイルとエアコンフィルター交換の続きで、ABS警告灯の点検・修理です

昨年12月ごろから時々メーターパネルのABS(アンチロックブレーキシステム)の警告灯が点灯するそうです
だんだんと点灯の頻度が多くなってきてほぼ毎日点くようになり心配になって調べて欲しいとのことです
どんな状況で点灯しますか問い合わせたところ
『普通に走っている時に気が付いたら点いたり消えたり・・・』
必ずしもブレーキの作動中ではないようです
しかも調べようとしても調子が良くなったのか警告灯が点かない
症状出ないと故障箇所探求しにくいです
それではと何度かロードテストしてみても
点灯しない
しょうがないので外部診断機で調べてみることに・・・

外部診断機の日立HDM-3000です
昔と違い今の車はハイテクノロジー化が進みコンピューターで各部を制御しています
最初のころはエンジンの簡単な燃料噴射の制御くらいでしたが、現在ではエンジンはもとよりミッション・
ブレーキ・ステアリングなどほとんどの機能が電子制御されています
なにか電子制御系統に異常があった場合はメーターパネルの警告灯が点灯しますがこの外部診断機でどの系統に異常が出たのかを調べることが出来ます
この車両は運転席のアクセルペダルの上あたりにあるのでそこに接続します
コンピューターの指示に従って現在のコードはと進みますが、この時点ではABS警告灯は点灯していないので『異常コード無し』と表示されますが、過去歴では異常コードが残っていました。


上の左の画面にはストップランプスイッチ警告灯系統とホイールスピードセンサー(車輪速度センサー)系統に不具合が発生した履歴です
下の右側は具体的な内容の説明です
ストップランプスイッチ系統の異常は以前に球が切れて交換したことが予測されるのでもう一つの車輪速センサー系統の異常を調べることに
車輪速センサーとは、タイヤの回転速度を測るセンサーです
前輪はここに付いています

前輪の車輪速センサーはハブナックルに付いていてドライブシャフトのギヤをピックアップコイルで読み取るようになってます

後輪はセンサーを外してる写真ですがバックプレートの裏側に付いています

リヤドラムを外した写真です


リヤドラムのハブの部分がギヤになっていてこの凸凹をピックアップコイルが読み取ります
センサー単体の点検から行います
二極のカプラーの端子間の抵抗を測定します(すみません写真が無いです)
4輪のセンサーともに規定値1.3~1.5Ω(20℃時)内でした
コンピューターからセンサーまでの配線も調べなければいけないところですが・・・
なにしろ症状が出ないものでセンサーの配線のみ点検
写真はエンジンルーム内に見える右前輪のセンサーのカプラー

良く、足回りの修理の時にセンサーを外さずに行ったためにセンサー無理して引っ張られて中で断線してしまうケースが良くあると聞きますので念のためにセンサーの配線を引っ張ったりしながらテスターで断線点検をしましたがそれでも異常は見られませんでした。

ほかに良くあるケースがピックアップコイルとハブのギヤ部分の汚れによるセンサーの読み取り不良
この車両もサビや汚れが多かったのでその原因が考えられるため接触部分の磨きをしました

ほかに原因があるならコンピューターかコンピューターからセンサーまでの配線の異常でしょうか?
症状が出ないためにこれが原因で点灯していたのか100パーセント確定できないのですがその後の
ロードテストでもコードは出ないのでこれで治っていればいいのですが・・
後日確認をすることで納車いたしました
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場

営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
なんでも御相談下さい。

鈑金・塗装の無料メール見積りはこちらから
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185




























先日の南風原町のK様のワゴンRのエンジンオイルとエアコンフィルター交換の続きで、ABS警告灯の点検・修理です


昨年12月ごろから時々メーターパネルのABS(アンチロックブレーキシステム)の警告灯が点灯するそうです
だんだんと点灯の頻度が多くなってきてほぼ毎日点くようになり心配になって調べて欲しいとのことです
どんな状況で点灯しますか問い合わせたところ

『普通に走っている時に気が付いたら点いたり消えたり・・・』
必ずしもブレーキの作動中ではないようです
しかも調べようとしても調子が良くなったのか警告灯が点かない

症状出ないと故障箇所探求しにくいです

それではと何度かロードテストしてみても
点灯しない

しょうがないので外部診断機で調べてみることに・・・


外部診断機の日立HDM-3000です
昔と違い今の車はハイテクノロジー化が進みコンピューターで各部を制御しています
最初のころはエンジンの簡単な燃料噴射の制御くらいでしたが、現在ではエンジンはもとよりミッション・
ブレーキ・ステアリングなどほとんどの機能が電子制御されています
なにか電子制御系統に異常があった場合はメーターパネルの警告灯が点灯しますがこの外部診断機でどの系統に異常が出たのかを調べることが出来ます
この車両は運転席のアクセルペダルの上あたりにあるのでそこに接続します
コンピューターの指示に従って現在のコードはと進みますが、この時点ではABS警告灯は点灯していないので『異常コード無し』と表示されますが、過去歴では異常コードが残っていました。


上の左の画面にはストップランプスイッチ警告灯系統とホイールスピードセンサー(車輪速度センサー)系統に不具合が発生した履歴です
下の右側は具体的な内容の説明です
ストップランプスイッチ系統の異常は以前に球が切れて交換したことが予測されるのでもう一つの車輪速センサー系統の異常を調べることに
車輪速センサーとは、タイヤの回転速度を測るセンサーです
前輪はここに付いています

前輪の車輪速センサーはハブナックルに付いていてドライブシャフトのギヤをピックアップコイルで読み取るようになってます

後輪はセンサーを外してる写真ですがバックプレートの裏側に付いています

リヤドラムを外した写真です


リヤドラムのハブの部分がギヤになっていてこの凸凹をピックアップコイルが読み取ります
センサー単体の点検から行います
二極のカプラーの端子間の抵抗を測定します(すみません写真が無いです)
4輪のセンサーともに規定値1.3~1.5Ω(20℃時)内でした
コンピューターからセンサーまでの配線も調べなければいけないところですが・・・
なにしろ症状が出ないものでセンサーの配線のみ点検

写真はエンジンルーム内に見える右前輪のセンサーのカプラー

良く、足回りの修理の時にセンサーを外さずに行ったためにセンサー無理して引っ張られて中で断線してしまうケースが良くあると聞きますので念のためにセンサーの配線を引っ張ったりしながらテスターで断線点検をしましたがそれでも異常は見られませんでした。

ほかに良くあるケースがピックアップコイルとハブのギヤ部分の汚れによるセンサーの読み取り不良
この車両もサビや汚れが多かったのでその原因が考えられるため接触部分の磨きをしました


ほかに原因があるならコンピューターかコンピューターからセンサーまでの配線の異常でしょうか?
症状が出ないためにこれが原因で点灯していたのか100パーセント確定できないのですがその後の
ロードテストでもコードは出ないのでこれで治っていればいいのですが・・
後日確認をすることで納車いたしました
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場

営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
なんでも御相談下さい。

鈑金・塗装の無料メール見積りはこちらから

代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185




























Posted by 仲松自動車 at 21:55
│【電気系統】