2010年02月26日
タイミングベルト交換 ホンダストリーム 整備日誌33
八重瀬町のK様の愛車ホンダストリームが、タイミングベルト交換で入庫しました。

写真撮り忘れたので、画像はイメージです。
年式H13年 型式LA-RN1 D17Aエンジン 走行距離122.322kmです。
『1日仕上げ希望
』ということで気合を入れて取り掛かります。
エンジンを前から見た画像です。

黄色い四角い枠の部分に、タイミングベルトが付いています。
ホンダのエンジンの向きは、前方が、左車輪に向いています。
一般的には、右車輪に向いているケースがほとんどですが、ホンダと、三菱のいくつかの車種が左向きです。だったかな

左車輪の方から見た画像です。
枠の中の、黒いタイミングカバーを外しますが、上にシリンダーヘッドカバーがかぶさっているので、締め付けボルトを外して、シリンダーヘッドカバーを上にずらします。


上の画像は、下からのぞいたところですが、黄色い楕円の箇所に、エンジンオイルのにじみ跡があります。楕円の右側は、クランクプーリーです。

アップ画像です。
カムシャフトオイルシールからの漏れでした。

上の画像は、パワーステアリングのポンプです。

パワステベルトとファン・エアコンベルトを取り外します。

作業スペースの確保のために、パワステポンプは上にどけます。
ポンプ本体を外すと、オイルが流れてしまうので、外さず浮かせた状態にして、作業に応じてずらします。

各種ベルトとクランクプーリーを外しました。

ベルト2本とも亀裂が入っていたので、交換しました。
(左が古いベルト、右が新しいベルト)

上の画像は、スペース確保のために外した、エンジンを支えているエンジンマウントです。
ところで、エンジンマウントが付いていたボディー側ですが、

白い円の箇所がマウントが付いていたところで、振動を吸収するラバー(クッション)になっていますが、
ドライバーでずらしています。矢印の箇所が切れていました。

沖縄に在庫が無く、本土から取り寄せすると2.3日かかるのでそのまま使用します。ボディーに伝わる振動は大きくなりますが、切れてエンジンが傾くことも無さそうですので・・・

タイミングカバーを外していきます。


上は、外したタイミングカバーですが、右端の金色の箇所、ボルトの受け側ですが、固着してたのでしょうがなく引っこ抜きました。
後で、ボルトナットで対処します。

タイミングカバーを外した画像です。
黄色い丸い箇所は、下がクランクポジションセンサー、上がカムポジションセンサーです。(最適な燃料噴射のために、各気筒の位置を判別するセンサー)
いよいよ、タイミングベルトを外そうとすると、
↑印の部品が邪魔で外せません。

パワステポンプのステーと、オルタネーターを外さないと抜けません。
下の画像は、パワステポンプが付いていたステーを外したところ

次にオルタネーターを外して

→の部分にようやく邪魔なオルタネーターのステーが現れました。
これを外せば、タイミングベルトが外せます。

下は、タイミングベルトとオイルシールを外した画像です。
クランクシャフトの上の丸い部品は、タイミングベルトに、適度な張力を与えるオートテンショナーです。

上の画像、左側にオイルの流れた跡がありますが、上のカムシャフトのオイルシールから流れていたようです。

外したタイミングベルトと、カム・クランクシャフトオイルシールです。

オートテンショナーです。(上が古い部品、下が新品部品)
オートテンショナーは、普通の固定タイプのテンショナーより金額高めです。
この部品は、社外品設定が無く、純正価格で税込み11.000円しました。(固定テンショナーは、4千円くらい)
ところで、オートテンショナーを取り付けた後、クランクシャフトにボルトを付けてベルトの取り付けがあっているか確認するためと、ベルトの張りのならしのために、4.5回転させた後オートテンショナーのボルトを固定するんですが、回転する際になぜかテンショナーが動いて、ベルトが緩む。
おかしいと思い、ディーラーさんへ問い合わせたところ、原因がわかりました。
このエンジンの回転は、反時計回りだからでした。それを、逆の、時計回りに回していたためにテンショナーが緩んでました。
最初にも書きましたが、横向きのエンジンは、ほとんどの車両が、右車輪の方に向いていて、回転は時計回りのために同じ感覚で点検していました。
左向きのエンジンは、反時計回りがあるのは知っていましたが、ボルトの締め付けも時計回りなのですっかり忘れていました。
ホンダ車は構造に独自性(電化製品メーカーで例えればソニーか
)があり、いつも苦戦しますね~
さて、オイルが漏れていたカムシャフトオイルシールですが・・・

→の黒い円状の部品がオイルシールですが、手で簡単に取れるくらい外に出てきていました。
(普通は工具でこじらないと取れない)
オイルシールが外れたら、オイルが勢いよく漏れてしまうので交換できてよかったです。
圧が逃げなくてオイルシールが押し出されてきたんでしょうか?
お客さまに、エンジンマウントの件と、オイルシールの件は、後日オイルラインの詰まりの点検をおすすめして残業になりましたが、1日仕上げ完了して納車しました。
K様どうもありがとうございました。




























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写真撮り忘れたので、画像はイメージです。

年式H13年 型式LA-RN1 D17Aエンジン 走行距離122.322kmです。

『1日仕上げ希望


エンジンを前から見た画像です。

黄色い四角い枠の部分に、タイミングベルトが付いています。
ホンダのエンジンの向きは、前方が、左車輪に向いています。
一般的には、右車輪に向いているケースがほとんどですが、ホンダと、三菱のいくつかの車種が左向きです。だったかな


左車輪の方から見た画像です。

枠の中の、黒いタイミングカバーを外しますが、上にシリンダーヘッドカバーがかぶさっているので、締め付けボルトを外して、シリンダーヘッドカバーを上にずらします。


上の画像は、下からのぞいたところですが、黄色い楕円の箇所に、エンジンオイルのにじみ跡があります。楕円の右側は、クランクプーリーです。

アップ画像です。


上の画像は、パワーステアリングのポンプです。

パワステベルトとファン・エアコンベルトを取り外します。

作業スペースの確保のために、パワステポンプは上にどけます。
ポンプ本体を外すと、オイルが流れてしまうので、外さず浮かせた状態にして、作業に応じてずらします。

各種ベルトとクランクプーリーを外しました。

ベルト2本とも亀裂が入っていたので、交換しました。


上の画像は、スペース確保のために外した、エンジンを支えているエンジンマウントです。
ところで、エンジンマウントが付いていたボディー側ですが、

白い円の箇所がマウントが付いていたところで、振動を吸収するラバー(クッション)になっていますが、

ドライバーでずらしています。矢印の箇所が切れていました。

沖縄に在庫が無く、本土から取り寄せすると2.3日かかるのでそのまま使用します。ボディーに伝わる振動は大きくなりますが、切れてエンジンが傾くことも無さそうですので・・・

タイミングカバーを外していきます。


上は、外したタイミングカバーですが、右端の金色の箇所、ボルトの受け側ですが、固着してたのでしょうがなく引っこ抜きました。

後で、ボルトナットで対処します。

タイミングカバーを外した画像です。

黄色い丸い箇所は、下がクランクポジションセンサー、上がカムポジションセンサーです。(最適な燃料噴射のために、各気筒の位置を判別するセンサー)
いよいよ、タイミングベルトを外そうとすると、
↑印の部品が邪魔で外せません。


パワステポンプのステーと、オルタネーターを外さないと抜けません。

下の画像は、パワステポンプが付いていたステーを外したところ

次にオルタネーターを外して

→の部分にようやく邪魔なオルタネーターのステーが現れました。

これを外せば、タイミングベルトが外せます。


下は、タイミングベルトとオイルシールを外した画像です。
クランクシャフトの上の丸い部品は、タイミングベルトに、適度な張力を与えるオートテンショナーです。

上の画像、左側にオイルの流れた跡がありますが、上のカムシャフトのオイルシールから流れていたようです。

外したタイミングベルトと、カム・クランクシャフトオイルシールです。

オートテンショナーです。(上が古い部品、下が新品部品)
オートテンショナーは、普通の固定タイプのテンショナーより金額高めです。

この部品は、社外品設定が無く、純正価格で税込み11.000円しました。(固定テンショナーは、4千円くらい)
ところで、オートテンショナーを取り付けた後、クランクシャフトにボルトを付けてベルトの取り付けがあっているか確認するためと、ベルトの張りのならしのために、4.5回転させた後オートテンショナーのボルトを固定するんですが、回転する際になぜかテンショナーが動いて、ベルトが緩む。

おかしいと思い、ディーラーさんへ問い合わせたところ、原因がわかりました。

このエンジンの回転は、反時計回りだからでした。それを、逆の、時計回りに回していたためにテンショナーが緩んでました。
最初にも書きましたが、横向きのエンジンは、ほとんどの車両が、右車輪の方に向いていて、回転は時計回りのために同じ感覚で点検していました。
左向きのエンジンは、反時計回りがあるのは知っていましたが、ボルトの締め付けも時計回りなのですっかり忘れていました。

ホンダ車は構造に独自性(電化製品メーカーで例えればソニーか


さて、オイルが漏れていたカムシャフトオイルシールですが・・・

→の黒い円状の部品がオイルシールですが、手で簡単に取れるくらい外に出てきていました。

オイルシールが外れたら、オイルが勢いよく漏れてしまうので交換できてよかったです。

圧が逃げなくてオイルシールが押し出されてきたんでしょうか?
お客さまに、エンジンマウントの件と、オイルシールの件は、後日オイルラインの詰まりの点検をおすすめして残業になりましたが、1日仕上げ完了して納車しました。

K様どうもありがとうございました。





























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Posted by 仲松自動車 at 21:46
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