2010年05月23日
オーバーヒート修理 三菱ミニカトッポ 整備情報77
こんばんは
今回は三菱ミニカトッポのオーバーヒートの修理事例を紹介します。
年式H7年 型式V-H32V 3G83エンジン 走行距離89,210km
実はこの車両は、てぃーだブロガーでもあるフィルム屋~さんの愛車です。
後から見た画像です。
フロントバンパーとリヤバンパーと、
ルーフパネル以外は、
このような
ウッドパネル調のシート施工がされているシブ~い車です。
ルーフパネルの左右側面にはフィルム屋.comのステッカーも貼られています。
沖縄各地を走り回っているそうですので、見かけたら『フィルム屋さ~ん』と、手を振ってみてくださ~い
フィルム屋~さんのブログ、沖縄のフィルム屋ブログ~くもり硝子の向こう~
絶好調発信中です。
ホームページはコチラから
今回初めて、ブログつながりでご入庫いただきました。
症状は、『最近オーバーヒート気味で・・・』ということです。
調べてみると、ヒートゲージが8分くらいまで上がるが、完全なオーバーヒート状態までは至らないようで・・
水漏れは無い様ですが、ラジエターファンが回転するのが遅く、ヒート気味なのにずっと回転が持続せず、断続的・・・
ラジエターの詰まりか、ファンの制御が悪いかというところでしょうか
上の画像、ボンネットを開けたところです。
冷却ラインの部品などの配置はこういった感じです。
黄色い円内の箇所の、アッパーホースが付くエンジン側のケースにサーモスタットが収まっています。
サーモスタットとは
冷却水の循環経路に設けられて、冷却水温が低い時には閉じて、冷却水を早くエンジンにとっての適温(80℃~90℃)にし、適温になった後は、徐々に開いてラジエターへ流れる冷却水の流量を制御して水温を調節している弁(バルブ)のことです。
取り外したサーモスタットですが、バルブが半分開いた状態で固着していました。
新品のサーモスタットです。
矢印のように、バルブは閉じた状態です。。(下の部品は、パッキンです。)
サーモスタットの構造をくわしく説明すると、
上の画像、一般的なペレット型サーモスタットです。
常温では、冷却水の温度を適温(80℃~90℃)にするために、
バルブは、スピンドルを軸にして、スプリングの力により閉じて、温度の上昇を早めて、
徐々に冷却水の温度が上がっていくと、ペレットの中の固体のワックスが液体となって膨張し、スプリングを押し縮めてバルブが開く。
という仕組みで、ラジエターで温度が下がった冷却水が循環して冷やして、水温を一定に保っています。
ちなみに、ジグルバルブ(踊り弁・エア抜き孔)は冷却水の給水時などにウォータージャケット内のエアー抜きを間単に行うための穴です。
エンジン側に取り付けたサーモスタットの画像です。
そして、オーバーヒートの原因その②がこのラジエターファンセンサー
ラジエターの温度が上昇すると、センサーが感知してファンモーターを回転させる役割をしています。
誤作動を起こしていましたので、新品のファンセンサーに交換しました。
そして、1番のオーバーヒートの原因だったのがラジエターのつまり
取り外したラジエターです。
ファンシュラウドは、ファンが吸い込む冷却空気のほとんどをラジエター側に吸い込ませるために、エンジン側から逆流するのを防止する役割をしています。
ラジエター本体の画像です。
アッパータンクには、ラジエターアッパーホースの取付口とラジエターキャップが、
ロワタンクには、ラジエターロワホースの取付口と、水抜きのドレンコックが設けられています。
また、この車は、マニュアルミッションなので付いていないですが、オートマミッション車では、ラジエターのロワタンクにミッションオイルの液温を下げるためのオイルパイプを設けてオイルクーラーとしての機能をもたせています。
上は、ラジエターのコアーを拡大した画像です。
コアーは、水が流れる多数のチューブと、放熱用のフィンから構成されています。
冷却水は、チューブ内を通ってアッパータンクからロアタンクへ流れる間に、フィンを通過する空気によって温度が下がる構造になっています。
しかし、そのチューブの管が詰まっていて冷却液の流れが悪くなっていました。
上は、取り外したラジエターの注水口から中のチューブ部分を見た画像です。
矢印の箇所がチューブですが、中が詰まっています。
サビや水あかなどが固形化した物です。
相談して取り付けた、中古ラジエターのチューブの画像です。
つまりも無いようですね。
取り付けるとオーバーヒートも無くなりました。
フィルム屋~さんどうもありがとうございました。
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
なんでも御相談下さい
『愛車の傷・凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方必見!
携帯から写真を送っていただくだけでお見積りいたします!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
メールアドレス>>naka.267@woody.ocn.ne.jp
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
今回は三菱ミニカトッポのオーバーヒートの修理事例を紹介します。
年式H7年 型式V-H32V 3G83エンジン 走行距離89,210km
実はこの車両は、てぃーだブロガーでもあるフィルム屋~さんの愛車です。
後から見た画像です。
フロントバンパーとリヤバンパーと、
ルーフパネル以外は、
このような
ウッドパネル調のシート施工がされているシブ~い車です。
ルーフパネルの左右側面にはフィルム屋.comのステッカーも貼られています。
沖縄各地を走り回っているそうですので、見かけたら『フィルム屋さ~ん』と、手を振ってみてくださ~い
フィルム屋~さんのブログ、沖縄のフィルム屋ブログ~くもり硝子の向こう~
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今回初めて、ブログつながりでご入庫いただきました。
症状は、『最近オーバーヒート気味で・・・』ということです。
調べてみると、ヒートゲージが8分くらいまで上がるが、完全なオーバーヒート状態までは至らないようで・・
水漏れは無い様ですが、ラジエターファンが回転するのが遅く、ヒート気味なのにずっと回転が持続せず、断続的・・・
ラジエターの詰まりか、ファンの制御が悪いかというところでしょうか
上の画像、ボンネットを開けたところです。
冷却ラインの部品などの配置はこういった感じです。
黄色い円内の箇所の、アッパーホースが付くエンジン側のケースにサーモスタットが収まっています。
サーモスタットとは
冷却水の循環経路に設けられて、冷却水温が低い時には閉じて、冷却水を早くエンジンにとっての適温(80℃~90℃)にし、適温になった後は、徐々に開いてラジエターへ流れる冷却水の流量を制御して水温を調節している弁(バルブ)のことです。
取り外したサーモスタットですが、バルブが半分開いた状態で固着していました。
新品のサーモスタットです。
矢印のように、バルブは閉じた状態です。。(下の部品は、パッキンです。)
サーモスタットの構造をくわしく説明すると、
上の画像、一般的なペレット型サーモスタットです。
常温では、冷却水の温度を適温(80℃~90℃)にするために、
バルブは、スピンドルを軸にして、スプリングの力により閉じて、温度の上昇を早めて、
徐々に冷却水の温度が上がっていくと、ペレットの中の固体のワックスが液体となって膨張し、スプリングを押し縮めてバルブが開く。
という仕組みで、ラジエターで温度が下がった冷却水が循環して冷やして、水温を一定に保っています。
ちなみに、ジグルバルブ(踊り弁・エア抜き孔)は冷却水の給水時などにウォータージャケット内のエアー抜きを間単に行うための穴です。
エンジン側に取り付けたサーモスタットの画像です。
そして、オーバーヒートの原因その②がこのラジエターファンセンサー
ラジエターの温度が上昇すると、センサーが感知してファンモーターを回転させる役割をしています。
誤作動を起こしていましたので、新品のファンセンサーに交換しました。
そして、1番のオーバーヒートの原因だったのがラジエターのつまり
取り外したラジエターです。
ファンシュラウドは、ファンが吸い込む冷却空気のほとんどをラジエター側に吸い込ませるために、エンジン側から逆流するのを防止する役割をしています。
ラジエター本体の画像です。
アッパータンクには、ラジエターアッパーホースの取付口とラジエターキャップが、
ロワタンクには、ラジエターロワホースの取付口と、水抜きのドレンコックが設けられています。
また、この車は、マニュアルミッションなので付いていないですが、オートマミッション車では、ラジエターのロワタンクにミッションオイルの液温を下げるためのオイルパイプを設けてオイルクーラーとしての機能をもたせています。
上は、ラジエターのコアーを拡大した画像です。
コアーは、水が流れる多数のチューブと、放熱用のフィンから構成されています。
冷却水は、チューブ内を通ってアッパータンクからロアタンクへ流れる間に、フィンを通過する空気によって温度が下がる構造になっています。
しかし、そのチューブの管が詰まっていて冷却液の流れが悪くなっていました。
上は、取り外したラジエターの注水口から中のチューブ部分を見た画像です。
矢印の箇所がチューブですが、中が詰まっています。
サビや水あかなどが固形化した物です。
相談して取り付けた、中古ラジエターのチューブの画像です。
つまりも無いようですね。
取り付けるとオーバーヒートも無くなりました。
フィルム屋~さんどうもありがとうございました。
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
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弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
メールアドレス>>naka.267@woody.ocn.ne.jp
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
Posted by 仲松自動車 at 23:27
│【エンジン】
この記事へのコメント
仲松自動車修理工場さま
この度は、修理していただき、ありがとうございます
本日、雨の中快調に仕事に向かうことが出来ました。
作業説明をまた、写真で見せていただき更に理解してます
仕事とはいえ、何でもご存知ですね
修理の度合い、金額の調整まで親身に相談に乗っていただき、感謝感謝です。
フィルム屋の宣伝までしていただき、ありがとうございます
照れちゃいますわ(・o・);/
また、何かありましたらお世話になります。ヨロシクお願いします(^-^*)//
この度は、修理していただき、ありがとうございます
本日、雨の中快調に仕事に向かうことが出来ました。
作業説明をまた、写真で見せていただき更に理解してます
仕事とはいえ、何でもご存知ですね
修理の度合い、金額の調整まで親身に相談に乗っていただき、感謝感謝です。
フィルム屋の宣伝までしていただき、ありがとうございます
照れちゃいますわ(・o・);/
また、何かありましたらお世話になります。ヨロシクお願いします(^-^*)//
Posted by フィルム屋~ at 2010年05月24日 22:43
仲松自動車修理工場さま
この度はフィルム屋トッポを修理していただき、ありがとうございます
本日、雨の中、快調に仕事に向かうことが出来ました。
作業説明を写真で見せていただき更に理解してます
仕事とはいえ、何でもご存知ですね
修理の度合い、金額の調整まで親身に相談に乗っていただき、感謝感謝です。
フィルム屋の宣伝までしていただき、ありがとうございます
照れちゃいますわ(*^ー^);/
また、何かありましたらお世話になります。ヨロシクお願いします(^-^*)//
この度はフィルム屋トッポを修理していただき、ありがとうございます
本日、雨の中、快調に仕事に向かうことが出来ました。
作業説明を写真で見せていただき更に理解してます
仕事とはいえ、何でもご存知ですね
修理の度合い、金額の調整まで親身に相談に乗っていただき、感謝感謝です。
フィルム屋の宣伝までしていただき、ありがとうございます
照れちゃいますわ(*^ー^);/
また、何かありましたらお世話になります。ヨロシクお願いします(^-^*)//
Posted by フィルム屋~ at 2010年05月24日 22:50
フィルム屋~さんどうもありがとうございました。
いっぱい宣伝しましたよ~!(^^)!
何でもご存知ですね→そんなことないです。細かく伝えようとしてるだけで
またよろしくおねがいします。m(__)m
いっぱい宣伝しましたよ~!(^^)!
何でもご存知ですね→そんなことないです。細かく伝えようとしてるだけで
またよろしくおねがいします。m(__)m
Posted by りょーべー at 2010年05月26日 16:20