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こんばんは～

ダイハツミアヴィの一般整備事例を紹介します。



年式H15年10月　　　型式UA-L250S　　　EF-VEエンジン　　　走行距離110,000km

症状は


走行時に前輪辺りから『ゴロゴロ』といった違和感

そして曲がる時に『カチャカチャ』という異音が








どうやら左前輪からのようです。

リフトアップして点検します。









左のドライブシャフトですが、

（トランスミッションからの駆動力をタイヤに伝えている部品）


トランスミッション側のインナージョイントの部分に、矢印の方向にガタがある









ドライブシャフトのインナージョイントを保護するブーツが切れていました。








外した左ドライブシャフト







インナージョイント部を見てみると

３個付いている内の１個のベアリングが破損していました。








それが原因で、こちらのケース側と1個のベアリングとの間に遊びが出来て、

まっすぐ走行すると、回転するドライブシャフトがバタついて『ゴロゴロ』する違和感と

曲がる際にケースにベアリングが当たり『カチャカチャ』という異音が発生したわけです。









円内はローラーベアリング

細く丸い棒の集合体ですが、外れてほとんど残っていませんでした。









その上からこのローラーがはまり、








スナップリングでロックする仕組みになっているんですが、

これらを保護する役割の、ドライブシャフトインナーブーツが切れたせいで、

中のグリースが切れてベアリングが痛んで破損に至ったようです。


このインナージョイント、純正新品の設定しかなくおよそ２万８千円と高額だったので、








半額以下の、中古のドライブシャフトに交換しました。

画像は交換後のインナージョイント








こちらはアウタージョイント
アウタージョイントは、インナージョイントより壊れる頻度が高いので、割安な社外品の設定もあります。


ところで、こういったブーツ類の破損は、車検時には不合格

切れていると交換が必要になります。



しかし、車検の時点で、亀裂はあるが切れていないといった場合は、交換は強制ではないために、

ブーツ交換代金のみで済んだはずが、更に修理代がかかってしまったといったケースと言えます。



結果的に、ブーツ類に亀裂がある際には、車検時もしくは工場のおすすめする時期に交換した方が得策ですよ。













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