2012年07月08日
ベルトの異音バタつきの原因は? トヨタハリアー 整備情報204
こんにちは~
トヨタハリアーのエンジン整備事例を紹介します。
型式CBA-ACU30W 年式H18年1月 2AZ-FSEエンジン 走行距離75,000km
今回の症状は
エンジンかけて発進しようとアクセルを踏むと、『キリキリキリ・・』と異音が
エンジンルームの画像
右前輪辺り、枠内の箇所のファンベルトの状態を見てみると、
アクセルを踏んだときにそこから異音が発生している
ファンベルトがバタついているのでどうやらオートテンショナーの不具合のようです。
アップ画像
充電制御オルタネーターの場合は、ベルトのバタつきはプーリーが原因の場合もありますが、
コチラのプーリーは充電制御タイプでは無いようです。
参考記事 ⇒ 『ベルトのバタつき異音の原因は?整備情報185』
オートテンショナーを新品に交換します。
車両をリフトアップして、下からも作業
3箇所で留められているカバーを外します。
上からは見られなかったクランクプーリーとパワステポンプはこのような配置
黄色い枠内がオートテンショナーになります。
まずファンベルトを外します。
上から、オートテンショナーのアップ画像
円内の6角部分を時計回りに回すとオートテンショナーが緩んでベルトを外せます。
19mmのソケットを付けたプライバーで回しているところです。
結構力が必要ですのでしっかりしたプライバーで回しましょう
ファンベルトを外したあとの画像
パワステポンプとクランクプーリーも見えます。
続いてオートテンショナーの取外し
エンジン下からの画像
オートテンショナーは2箇所で留められています。
①のナットと、②のボルトを外します。
※印は外しませんので注意です。
ナットとボルトを外した画像
②のボルトはサイドメンバー(フェンダーエプロン?)に当たって抜けないので、
オートテンショナーに残したまま下へ抜き取ります。
※ 黄色い円内のベアリングの6角レンチも外さないようにしましょう
引き抜いているところ
クランクプーリーを外せば(タイヤも)
もっと間単に抜けると思いますが
何とかクランクプーリーを外さなくても抜けるようです。
外した古いオートテンショナー
ベアリングとダンパーで構成されていますが、アッセンブリー(丸ごと)での設定になっています。
ダンパーは、矢印の辺りからオイルが漏れる事もあるようです。
新品のオートテンショナー
ちょい安の社外優良新品がありました。
裏側の画像
予算の都合でファンベルトは再利用
1本型で大きくて長いので価格も1万円近くしそうです
外した時と逆の手順でオートテンショナーを取り付けていきます。
作業完了、ファンベルトのバタつきも無くなり、異音も治まりました。
ところで、このケースをネットで検索すると、 『トヨタさんで保証されている』 という情報がいくつかあり、
リコール情報のページから調べてみたのですが、発見できず、
代わりにVOXYなどの1AZエンジンでは無料修理情報を探せました。
⇒ ノア・ヴォクシーなどの16車種のサービスキャンペーン
この中の⑶にあたる箇所
『ハンドル据え切りでの急発進等を繰り返し行なうと、補機駆動用ベルトに過大な張力が加わり発電機のプーリの取付に弛みを生じることがあります。そのため、当該プーリにガタや異音が生じ、または、警告灯が点灯することがあります。』
対策として
『発電機のプーリとベルトテンショナを対策品と交換、または発電機のプーリのナットを新品と交換し規定トルクで締め付けるとともに、補機駆動用ベルトを新品と交換します。』
この記事に当たると思いますが、2AZエンジンは対象なのかわからずじまいでした。
お客様のためにディーラーさんの保証対象なら情報提供しなければならないですが、
リコール情報の中にある、車体番号を入力して検索する機能では
リコール以外の保証の、サービスキャンペーンやその他の情報はヒットせず
上の1AZエンジンの情報も、リコール情報を開き⇒その中のサービスキャンペーンをクリック⇒2007年の情報の中からようやく確認できるという困難さ
修理工場にとって、メーカーの保証情報を享受するには難しい現状のようです。
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事ならなんでも御相談下さい
格安車検好評受付中 車検予約com.からもお問い合わせできます
『愛車の傷や凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方
携帯から写真を送っていただくだけでお見積りいたします!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
※ 車全体を写した画像と、損傷箇所のアップ画像を数枚
メールアドレス>>contact@nakamatsu-auto.com
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
トヨタハリアーのエンジン整備事例を紹介します。
型式CBA-ACU30W 年式H18年1月 2AZ-FSEエンジン 走行距離75,000km
今回の症状は
エンジンかけて発進しようとアクセルを踏むと、『キリキリキリ・・』と異音が
エンジンルームの画像
右前輪辺り、枠内の箇所のファンベルトの状態を見てみると、
アクセルを踏んだときにそこから異音が発生している
ファンベルトがバタついているのでどうやらオートテンショナーの不具合のようです。
アップ画像
充電制御オルタネーターの場合は、ベルトのバタつきはプーリーが原因の場合もありますが、
コチラのプーリーは充電制御タイプでは無いようです。
参考記事 ⇒ 『ベルトのバタつき異音の原因は?整備情報185』
オートテンショナーを新品に交換します。
車両をリフトアップして、下からも作業
3箇所で留められているカバーを外します。
上からは見られなかったクランクプーリーとパワステポンプはこのような配置
黄色い枠内がオートテンショナーになります。
まずファンベルトを外します。
上から、オートテンショナーのアップ画像
円内の6角部分を時計回りに回すとオートテンショナーが緩んでベルトを外せます。
19mmのソケットを付けたプライバーで回しているところです。
結構力が必要ですのでしっかりしたプライバーで回しましょう
ファンベルトを外したあとの画像
パワステポンプとクランクプーリーも見えます。
続いてオートテンショナーの取外し
エンジン下からの画像
オートテンショナーは2箇所で留められています。
①のナットと、②のボルトを外します。
※印は外しませんので注意です。
ナットとボルトを外した画像
②のボルトはサイドメンバー(フェンダーエプロン?)に当たって抜けないので、
オートテンショナーに残したまま下へ抜き取ります。
※ 黄色い円内のベアリングの6角レンチも外さないようにしましょう
引き抜いているところ
クランクプーリーを外せば(タイヤも)
もっと間単に抜けると思いますが
何とかクランクプーリーを外さなくても抜けるようです。
外した古いオートテンショナー
ベアリングとダンパーで構成されていますが、アッセンブリー(丸ごと)での設定になっています。
ダンパーは、矢印の辺りからオイルが漏れる事もあるようです。
新品のオートテンショナー
ちょい安の社外優良新品がありました。
裏側の画像
予算の都合でファンベルトは再利用
1本型で大きくて長いので価格も1万円近くしそうです
外した時と逆の手順でオートテンショナーを取り付けていきます。
作業完了、ファンベルトのバタつきも無くなり、異音も治まりました。
ところで、このケースをネットで検索すると、 『トヨタさんで保証されている』 という情報がいくつかあり、
リコール情報のページから調べてみたのですが、発見できず、
代わりにVOXYなどの1AZエンジンでは無料修理情報を探せました。
⇒ ノア・ヴォクシーなどの16車種のサービスキャンペーン
この中の⑶にあたる箇所
『ハンドル据え切りでの急発進等を繰り返し行なうと、補機駆動用ベルトに過大な張力が加わり発電機のプーリの取付に弛みを生じることがあります。そのため、当該プーリにガタや異音が生じ、または、警告灯が点灯することがあります。』
対策として
『発電機のプーリとベルトテンショナを対策品と交換、または発電機のプーリのナットを新品と交換し規定トルクで締め付けるとともに、補機駆動用ベルトを新品と交換します。』
この記事に当たると思いますが、2AZエンジンは対象なのかわからずじまいでした。
お客様のためにディーラーさんの保証対象なら情報提供しなければならないですが、
リコール情報の中にある、車体番号を入力して検索する機能では
リコール以外の保証の、サービスキャンペーンやその他の情報はヒットせず
上の1AZエンジンの情報も、リコール情報を開き⇒その中のサービスキャンペーンをクリック⇒2007年の情報の中からようやく確認できるという困難さ
修理工場にとって、メーカーの保証情報を享受するには難しい現状のようです。
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事ならなんでも御相談下さい
格安車検好評受付中 車検予約com.からもお問い合わせできます
『愛車の傷や凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方
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弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
※ 車全体を写した画像と、損傷箇所のアップ画像を数枚
メールアドレス>>contact@nakamatsu-auto.com
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
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仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
Posted by 仲松自動車 at 12:42
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