2010年05月07日
エンジン交換 トヨタファンカーゴ 整備情報71
おはようございます
今回は、トヨタファンカーゴの一般整備事例を紹介します。
年式H13年6月 型式TA-NCP20 2NZエンジン 走行距離163.740km
高速道路を走行中に、エンジンがオイル不足(潤滑不良?)により焼きついてしまい入庫しました。
この車両は、去年の車検時に、走行距離が年間3万キロとかなりの過走行でした。
お客様に問い合わすと、週末になると、南城市と名護を往復していると言うことで、オイル交換やメンテナンスに気をつけましょうと話していたんですが、車検から1年少しでこうなってしまいました。
上の画像はボンネットを開けてエンジンルームを前から見たところです。
このエンジンは、カムシャフトとクランクシャフトの駆動は、タイミングチェーンですが
ちなみに、タイミングチェーンタイプのエンジンは、タイミングベルトの交換の必要が無くてお得だと思われがちですが・・・
タイミングチェーンタイプは、脱着の難易度が高いために、かなり工賃が高くなるので、オイル管理をしっかりしないと、後々大変なのは、タイミングチェーンタイプのエンジンなんです。
オイル管理が悪いためにチェーンが伸びて異音が発生したというケースも良くありますね。
逆に、タイミングベルトタイプのエンジンは、タイミングベルトが容易に外せるために、オーバーホールがしやすいという利点はあるんですよ
※タイミングベルト交換にくわしい過去記事はコチラから
さて、エンジンが壊れた場合の修理パターンですが、高い順番に
① 新品エンジンに交換する 30~35万円くらい
② リビルトエンジンに交換する 20~25万円くらい
③ エンジンのオーバーホール(分解して不良部品の交換と修理)を行う。 20~25万円くらい
④ 中古エンジンに交換する。 10~15万円くらい ※おおよその目安価格です。
③のエンジンのオーバーホールは、(新品・リビルト)のエンジン交換よりは、安くなるとはいえ、時間がかかる上に、工賃もその分高くなり、また部品代も分解前では見積もりしにくいし、結局高くつくと言うケースが多く、
つまり、解体屋さんでエンジンが探せる場合は、中古のエンジン交換が手っ取り早くて安く済むということになります。
今回は、このファンカーゴのエンジンも県内にいくつかあったのですが・・・
実は、購入したエンジンは、ファンカーゴではなくイストのエンジンです。
同じエンジン型式で、兌換性があったので、H18年式と高年式だったことと、走行距離も、38,000キロと低走行だったことで、若干高くはなりますが、安心性を考慮して購入しました。
(中古だと当たりハズレもありますからね~)
上の画像はエンジンルームにあるコーションプレートといいますが、上の枠内がエンジン型式です。※ちなみに下の枠内は車体の塗装色を表すカラー記号です。
車検証には2NZまでしか記載されてないですが、ー(ハイフン)あとのFEまで合ってないと同じ型じゃないです、注意です。
さて、エンジンの取外しにかかります。
上の画像のように、フロントバンパーやエキゾーストパイプ(フロントマフラー)配線や補機類などエンジンミッション回りのものを取り外し
上の画像は、取り外したドライブシャフトと、円内はセルモーターです。
エンジンを下ろした後のエンジンルーム内です。
上の画像が、取り付ける解体屋さんから購入してきたエンジンです。
上の画像は、エンジンと一緒に外してきた配線ですが、必要なかったです。
イストのエンジンをセットします。
ミッション部分から見た画像です。
トランスミッションをくっつけていよいよエンジン搭載というところです。
ミッション部分からの画像、エキゾーストマニホールドが付いていませんが、形状が違っていたので外して、元の部品を取り付けました。
こちらがイストのエンジンについていたエキゾーストマニホールドです。
そしてこちらが、ファンカーゴに付いていたエキゾーストマニホールドです。
同じエンジンでも車種や年式・型式で若干違いますね
さて、取り付けた後、見事エンジンは勢いよく回転したのですが、
不具合があった箇所が、2点ほど
一つは、上の画像のウォーターポンプから異音を発生していました。
長期間の放置で発生したと思われます。
上の画像の真ん中に付いています
上から見たところです。
ウォーターポンプを外した後の画像です。
新品に交換するかお客様と相談したところ、予算の都合上、元のを再利用することにしました。
また、もう1箇所は、エンジンの回転数が安定しなかったのですが、
スロットルボディーの洗浄をしたら直りました。
※スロットルボディーにくわしい過去記事はコチラから
エンジンオイルのメンテナンスは基本中の基本です
エンジンオイル交換は半年・5,000キロごと(フィルターは1年1万キロ)の交換を心がけましょう
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
なんでも御相談下さい
『愛車の傷・凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方必見!
携帯から写真を送っていただくだけでお見積りいたします!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
メールアドレス>>naka.267@woody.ocn.ne.jp
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
今回は、トヨタファンカーゴの一般整備事例を紹介します。
年式H13年6月 型式TA-NCP20 2NZエンジン 走行距離163.740km
高速道路を走行中に、エンジンがオイル不足(潤滑不良?)により焼きついてしまい入庫しました。
この車両は、去年の車検時に、走行距離が年間3万キロとかなりの過走行でした。
お客様に問い合わすと、週末になると、南城市と名護を往復していると言うことで、オイル交換やメンテナンスに気をつけましょうと話していたんですが、車検から1年少しでこうなってしまいました。
上の画像はボンネットを開けてエンジンルームを前から見たところです。
このエンジンは、カムシャフトとクランクシャフトの駆動は、タイミングチェーンですが
ちなみに、タイミングチェーンタイプのエンジンは、タイミングベルトの交換の必要が無くてお得だと思われがちですが・・・
タイミングチェーンタイプは、脱着の難易度が高いために、かなり工賃が高くなるので、オイル管理をしっかりしないと、後々大変なのは、タイミングチェーンタイプのエンジンなんです。
オイル管理が悪いためにチェーンが伸びて異音が発生したというケースも良くありますね。
逆に、タイミングベルトタイプのエンジンは、タイミングベルトが容易に外せるために、オーバーホールがしやすいという利点はあるんですよ
※タイミングベルト交換にくわしい過去記事はコチラから
さて、エンジンが壊れた場合の修理パターンですが、高い順番に
① 新品エンジンに交換する 30~35万円くらい
② リビルトエンジンに交換する 20~25万円くらい
③ エンジンのオーバーホール(分解して不良部品の交換と修理)を行う。 20~25万円くらい
④ 中古エンジンに交換する。 10~15万円くらい ※おおよその目安価格です。
③のエンジンのオーバーホールは、(新品・リビルト)のエンジン交換よりは、安くなるとはいえ、時間がかかる上に、工賃もその分高くなり、また部品代も分解前では見積もりしにくいし、結局高くつくと言うケースが多く、
つまり、解体屋さんでエンジンが探せる場合は、中古のエンジン交換が手っ取り早くて安く済むということになります。
今回は、このファンカーゴのエンジンも県内にいくつかあったのですが・・・
実は、購入したエンジンは、ファンカーゴではなくイストのエンジンです。
同じエンジン型式で、兌換性があったので、H18年式と高年式だったことと、走行距離も、38,000キロと低走行だったことで、若干高くはなりますが、安心性を考慮して購入しました。
(中古だと当たりハズレもありますからね~)
上の画像はエンジンルームにあるコーションプレートといいますが、上の枠内がエンジン型式です。※ちなみに下の枠内は車体の塗装色を表すカラー記号です。
車検証には2NZまでしか記載されてないですが、ー(ハイフン)あとのFEまで合ってないと同じ型じゃないです、注意です。
さて、エンジンの取外しにかかります。
上の画像のように、フロントバンパーやエキゾーストパイプ(フロントマフラー)配線や補機類などエンジンミッション回りのものを取り外し
上の画像は、取り外したドライブシャフトと、円内はセルモーターです。
エンジンを下ろした後のエンジンルーム内です。
上の画像が、取り付ける解体屋さんから購入してきたエンジンです。
上の画像は、エンジンと一緒に外してきた配線ですが、必要なかったです。
イストのエンジンをセットします。
ミッション部分から見た画像です。
トランスミッションをくっつけていよいよエンジン搭載というところです。
ミッション部分からの画像、エキゾーストマニホールドが付いていませんが、形状が違っていたので外して、元の部品を取り付けました。
こちらがイストのエンジンについていたエキゾーストマニホールドです。
そしてこちらが、ファンカーゴに付いていたエキゾーストマニホールドです。
同じエンジンでも車種や年式・型式で若干違いますね
さて、取り付けた後、見事エンジンは勢いよく回転したのですが、
不具合があった箇所が、2点ほど
一つは、上の画像のウォーターポンプから異音を発生していました。
長期間の放置で発生したと思われます。
上の画像の真ん中に付いています
上から見たところです。
ウォーターポンプを外した後の画像です。
新品に交換するかお客様と相談したところ、予算の都合上、元のを再利用することにしました。
また、もう1箇所は、エンジンの回転数が安定しなかったのですが、
スロットルボディーの洗浄をしたら直りました。
※スロットルボディーにくわしい過去記事はコチラから
エンジンオイルのメンテナンスは基本中の基本です
エンジンオイル交換は半年・5,000キロごと(フィルターは1年1万キロ)の交換を心がけましょう
沖縄県与那原町で
創業40年になる自動車修理工場
仲松自動車修理工場
営業時間 8:00~19:00
定休日 日曜日・祝祭日
車検・一般整備・板金塗装など車の事なら
なんでも御相談下さい
『愛車の傷・凹み、いくらになるのか不安・・でもお店に行くと断りづらい・・』 とお悩みの方必見!
携帯から写真を送っていただくだけでお見積りいたします!
弊社のメールアドレスに損傷箇所の画像をお送り下さい
メールアドレス>>naka.267@woody.ocn.ne.jp
←こちらのQRコードで、仲松自動車修理工場の電話番号・メールアドレスを携帯にご登録いただくこともできます。
代車・お見積り無料です!!
お気軽にご来店ください。お待ちしております
(担当:仲松良一)
地図はこちら
〒901-1301
与那原町字板良敷1365番地
仲松自動車修理工場
TEL 098-946-2185
Posted by 仲松自動車 at 09:16
│【エンジン】
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自動車の調子が悪い以前からオイル染みがあり、気にはなっていた。3月頃にはオーバーヒートしたのに、水の補給だけで今まで来ちゃいました。早く工場で見てもらわないと・・・思って...
カリスマ整備士【沖縄のフィルム屋ブログ~くもり硝子の向こう~】at 2010年05月09日 15:09
この記事へのコメント
お世話になります
トラックバックさせていただきます
トラックバックさせていただきます
Posted by フィルム屋ー at 2010年05月09日 15:02
フィルム屋ーさんご入庫していただいた上に、トラックバックまで。
ありがとうございます。m(__)m
カリスマは・・・^^;
ありがとうございます。m(__)m
カリスマは・・・^^;
Posted by りょーべー at 2010年05月10日 17:26
型式は平成6年、v-DC51T
エンジンはF6A 12バルブですo(^▽^)o
ありましたら返事をよろしくおねがいします。
エンジンはF6A 12バルブですo(^▽^)o
ありましたら返事をよろしくおねがいします。
Posted by あちこ~こぉ at 2012年04月24日 14:18
あちこ~こぉさんコメント有難うございます
中古エンジンの在庫確認でしょうか?
それでしたら残念ながら持っていません。
またよろしくお願いします。<(_ _)>
中古エンジンの在庫確認でしょうか?
それでしたら残念ながら持っていません。
またよろしくお願いします。<(_ _)>
Posted by 二代目 仲松 at 2012年04月30日 08:33