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こんばんは～


今回は三菱トッポBJの一般整備事例を紹介します。



年式H12年7月　　型式GF-H42A　　3G83エンジン　　走行距離126,130ｋｍ


『走行中ブレーキを踏むとカタカタ異音がする！！』ということで試運転してみると


公道に出るまでもなく、工場内で少し前後に動かすだけで、『カチャカチャ』という異音が、左前輪の辺りから聞こえます。


リフトアップして調べてみることに


タイヤが付いた状態で左右前後のガタを調べてみますがガタは無く正常


次に、タイヤを外して足回り各部やエンジンマウントなどにガタや遊びが無いか点検するがどこも異常は無さそう。


それではと、リフトアップしたままエンジンをかけてP（パーキング）からR（バック）、D（ドライブ）へとシフトチェンジしてタイヤを回してみるが異音は発生しない。


どうやらタイヤが接地して負荷がかからないと異音は出ないようです。


しょうがないので、車を降ろして、二人でピットでもう一度点検してみると、


異音は左前タイヤから発生しているのを確認


もう一度タイヤを外してアルミホイールの内側を確認してみると






アルミホイールの内側です。

アップで見てみると





なんとサビが浮き出てホイールが膨張していました。

ホイールが付くディスクローターも・・・





遠目の画像ですが、同じようにサビが浮き出ていました。

そのせいで、ホイールとディスクローターの間にすき間が出来て動くたびにそれが当たって異音が発生していたようです。

つまりタイヤの締め付けが緩んでいるのと同じ状態でしょうか

処理は、両方のサビをワイヤーブラシで除去して、





サビを除去したホイール側の画像






同じくサビを除去したディスクローター側の画像です。


そのタイヤを取り付けてロードテストしてみると異音も無くなりました。


念のために他のホイールもチェックしてみると





左後のタイヤが付くドラムの画像です。

やっぱりここもサビが浮き出てきてました。

結局、4輪ともブラシで磨いて作業終了です。

今回の作業は、『灯台下暗し』　基本的な箇所の点検を怠らないこと、を認識しました。







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