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こんばんは

三菱デリカの足回りの修理事例を紹介します。




年式Ｈ6年9月　型式ＫＥ-ＰＤ8Ｗ　4Ｍ40ディーゼルターボエンジン　走行距離120,170ｋｍ


今回は、左のパワーステアリングブーツ交換の依頼です。




左前輪のパワーステアリング機構の画像です。

黄色枠内のパワーステアリングブーツ（ラックブーツ）が切れていました。


まず、ロックナットを緩め、上のナットを外してタイロッドエンドを外します。






ハブナックルからタイロッドエンドを切り離し抜き取ります。


その時の注意点は、ロックナットの締め付け位置に、印を入れて元の状態をキープすること。

元の位置よりずれると、最後にサイドスリップ調整をする時に狂いが生じ、調整に手間取ってしまいます。　※　もともとずれている場合は別ですが






外したタイロッドエンドとロックナットです。

この際にタイロッドエンドブーツが劣化していると交換した方が懸命です。







ステアリングブーツを外した後の画像です。






そのアップ画像

黄色い円内は、ステアリングラック（タイロッド）のジョイント部分です。

赤いラインまでがステアリングラックで、その先はハンドルボックス（ステアリングギヤボックス）といいます。

ハンドルを回すとハンドルボックスのシャフトが、出たり引っ込んだりしてタイヤを左右に動かします。


ステアリングブーツが破損すると、ジョイント部分やハンドルボックスにゴミが浸入しガタが発生する原因になります。







上が破損したステアリングブーツと切れっ端、下が取り付ける新品のステアリングブーツです。








取り付けた後の画像です。

サイドスリップを測定・調整して作業終了となります。










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